肩のこりによる吐き気とは?

2024.05.20

「肩のこりと共に不思議なほど吐き気も起こる」という経験がある方も多いはずです。
とはいえ、肩のこりと吐き気に関連性があるのでしょうか。

こちらでは、肩のこりが吐き気を引き起こす原因を説明いたします。
また、ご自身で出来る、簡単な肩のこりのケア方法もご紹介いたします。
是非、参考にしてください。

■なぜ肩のこりと吐き気に関連性があるのか?
肩や首まわりの筋肉が硬くなると血行不良が起こり、脳に血液がスムーズに届かなくなることがあります。
これにより、脳や神経が正しく機能しなくなり、吐き気に繋がる場合があります。
また、肩こりや悪い姿勢によって首の骨がゆがみ、近くに通る神経が刺激を受ける形で吐き気が引き起こされることも。
人の頭部には、一連の嘔吐運動を惹き起こすネットワークと考えられている、嘔吐中枢という場所があります。
この嘔吐中枢が、肩のこりにより、刺激されることで吐き気に繋がっている可能性もあります。

■胃もたれや頭痛が併発するケースも
肩のこりが悪化すると、吐き気だけではなく、「胃もたれ」や「目の疲れ」「頭の痛み」「食欲不振」「不眠」といったことが現れるケースもあります。
これらの症状も、血行不良や自律神経の乱れが関係している可能性があります。
肩のこりも放置してしまうことで、さまざまな症状が併発してしまう可能性があるため、たかが肩のこりと我慢せずに、専門家に相談することも大切です。

■肩のこりの主な原因とは

肩のこりは、肩や首まわりの筋肉の緊張によって、起こるとされています。
こちらでは、それらを引き起こす主な原因をご紹介いたします。

①同じ姿勢で長時間いる
人間の頭の重さは約6㎏~7㎏もあり、長時間うつむいて首を傾けていると、肩まわりの筋肉に負担をかけてしまいます。
普段からデスクワークなどで、作業をしていると肩まわりの筋肉を動かさないため、禁句がこり固まってしまい肩のこりが起きやすくなってしまいます。
「肩や首に力が入っているな……」と感じたら、肩や首のまわりを伸ばしたりしてほぐしましょう。

②眼精疲労・ストレス
現代では、パソコンやスマートフォンを見る時間が増えています。
画面を見ることによって首がうつむきがちになり、血行不良による眼精疲労が起こりやすいといえるでしょう。
また液晶から発するブルーライトは、交感神経を刺激してしまうため、自律神経の乱れを起こしやすいとされています。
自律神経の乱れはストレスもたまり、睡眠障害にもつながりかねません。
頭を緊張状態にさせてしまい、肩や首のこりを引き起こす原因にもなるため注意が必要です。

③運動不足
運動不足の人は筋力が低下してしまいます。
筋肉を動かしていないと、筋肉の収縮がしにくくなるため、肩まわりの筋肉の緊張が続いてしまい、筋肉が固まりやすくなってしまいます。
肩まわりの筋肉を動かさないと、肩のこりはどんどん悪化してしまうので、ストレッチを習慣にして普段から筋肉を伸ばすことを心がけましょう。

■まとめ

肩のこりも放置してしまうと、症状は悪化し不快感が繰り返されることに。
たかが肩こりと軽く見ずに、もしも、肩の痛みが全然ひかない、吐き気の頻度が多いなどの症状がみられる場合は、専門家へ受診をおすすめします。

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