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今回もご覧いただきありがとうございます。
月の虹 です。
早くも9月になり、少しずつ蒸し暑さが和らいで来たかな…と感じるようになりましたが、まだまだ残暑は続きそうな気配です。
まだまだ暑いので、夏の時と変わらずエアコンや扇風機などに当たり、冷たい飲食物で体が冷えてしまう事で夏風邪をひいてしまう方がおられます。
この夏風邪、「夏バテ」と誤解しやすいと言われていて間違った対処法や治し方をしてしまうと、回復を遅らせたり悪化させてしまったりします。
という事で、夏風邪の症状と適切な治し方をご紹介します。
●普通の風邪と異なる夏風邪とは?
夏風邪によく見られるのは次のような症状です。
1:腹痛や下痢
この時期に腹痛や下痢が起こると、冷たい物を食べ過ぎたから?と思いがちですが、実は腸で繁殖するウイルスが原因です。
お腹に症状が出るのは夏風邪に多く見られる特徴の一つです。
2:咳・鼻炎・喉の痛み
原因となるウイルスによって症状が異なります。
扁桃腺が腫れて発熱や結膜炎を引き起こす症状と、鼻水・くしゃみ・鼻づまりなどが主で咳や痰は少なめの症状とがあります。
3:口内の発疹
口内の発疹は、乳幼児や子どもによく見られる症状のひとつです。
これも原因となるウイルスによって症状が異なり、主に2タイプに分かれます。
■高熱が出ない場合
熱は出ても微熱程度で、口の中や手足に水疱性の発疹が出る場合があります。
5日ほどで症状が治まることが多いです。(手足口病とも呼ばれます)
■高熱が出る場合
突然38度以上の高熱を出し、喉が腫れ口の中に水泡ができます。
幼児は熱性けいれんや脱水症状を起こす危険があります。(ヘルパンギーナとも呼ばれます)
どちらも大人でもかかることがあり、免疫力が落ちていると重症化する危険があるので注意が必要です。
●夏風邪を治すポイントとおすすめの食べ物
このように夏風邪とは『数多くのウイルスの中で、夏に活発化するウイルスが原因となって引き起こされる症状』であることがわかりました。
免疫力を高めて、ウイルスの侵入を防ぐことやウイルスを早く排除できるよう次のことを心がけましょう。
☆室温に注意する
最適室温は26~28度前後。
エアコンによる冷え過ぎや、冷気の当たる位置に気をつけ快適な睡眠をとりましょう。
☆栄養を補給する
発熱時の脱水症状に注意します。
水分の他に、塩分・ビタミン・ミネラルの補給も忘れずに。
スポーツドリンクや経口補水液を用意しておくと良いでしょう。
食べ物は胃にやさしく体を温めるものを摂り入れましょう。
梅干し・卵入りのおかゆやうどん・加熱した生姜・スープなどの他、喉の痛みにはハチミツや大根おろしが効果的です。
口が痛いときはアイスクリームやゼリーなどもよいでしょう。
●早くきちんと治したいなら医療機関へ
数日、安静にしていても辛いようであれば早めに医師に見てもらうことも必要です。
吐き気止めや鎮痛剤、解熱剤の処方、脱水症状の場合は点滴を受けることもあるかもしれません。
さらに風邪ウイルスによる細菌感染を防ぐために、抗生物質が必要な場合もあります。
いずれにしても医師の指示に従って、それぞれの症状にあった薬の処方やアドバイスを受けましょう。