皆さまこんばんは。
今回もご覧いただきありがとうございます。
東近江市佐野町の 整体院 月の虹 です。
今日で7月が終わりますね。
当然のことながら明日から8月ですが、連日の35℃前後の気温はさすがに応えます。
こうも暑いと、食欲が湧かなかったりなくなったり、体がダルく感じたり…と私たちの体に変化をもたらします。
明るい太陽のもと輝く夏の世界とは裏腹にこの時期になると体調を崩される人も多いですよね。
そんな夏の暑い時期に「酸っぱい食べものが良い」といわれているのですがご存知ですか?
甘いものや辛いものに比べて酸っぱいものは苦手…という人もおられるのであまり手が伸びないかもしれませんが、夏を乗り切るには『酸っぱいもの』が一役かってくれるのです。
では、なぜ酸っぱいものが夏疲れに効くのか?をご紹介します。
●秘密は「クエン酸」
柑橘類や梅干しなどの「酸っぱい」と感じる食べ物の中にはだいたいクエン酸が含まれています。
このクエン酸の代表的な効果は『疲労回復』
皆さまは、体がダルい~・疲れた…と感じると『酸っぱいものが食べたくなる』ということはないですか?
実はその反応、理にかなっているのです。
クエン酸が主成分の酸っぱい食品を食べると、疲労の原因となる物資がクエン酸サイクルに組み込まれエネルギーに変化します。
これが疲労回復のシステムになります。
●疲労を回復する「クエン酸サイクル」とは?
クエン酸サイクルとは、私たちが活動するためのエネルギーを作るために欠かせない働きです。
まず、炭水化物・タンパク質・脂肪などの栄養素は胃や腸で消化されます。
その後それらのほとんどが、体内へ吸収されやすい形に変化し、体内に吸収されます。
そして、これがクエン酸をはじめとする8種類の酸に変化し、活動のパワーの元となるエネルギーもしくは炭酸ガスや水に分解されていきます。
これがクエン酸サイクルです。
しかし、暑さなどの影響でこの働きは鈍ってしまいます。
体内へ吸収されやすい形に変化した物がエネルギーになるまでの流れが滞ったり、乳酸という疲労物質を溜めこんでしまうのです。
●夏はクエン酸が不足しやすい?
そもそも人間は体の中でクエン酸を生成することができます。
しかし、現代人は特に夏になるとクエン酸を生成する働きが鈍ってしまうそうです。
クエン酸が不足気味になる原因は、ストレス・運動不足もしくは運動のし過ぎ・生活リズムの乱れ・睡眠不足などによって体内で酸素が不足してクエン酸が生産されない状態になっているためです。
夏は暑さで食欲が落ちるため、ご飯類を抜いてしまったり簡単な食事で済ます傾向になります。
その代わりに、冷たい飲み物を大量に飲んで体調を崩す…という事が起こりやすくなります。
また、熱帯夜などで睡眠不足になり生活リズムが乱れます。
このような状態が続くと、無意識の領域でストレスがたまるので夏はクエン酸が不足するといえるのではないでしょうか。
●夏におすすめの酸っぱい食べ物
夏の疲れに効くクエン酸がたっぷり含まれた食べ物を紹介します。
1:グレープフルーツ
スポーツ後の疲労回復のために摂取すると効果的。
また、カリウムもたっぷり含まれているため、過剰なナトリウム(塩分)を排出してくれたり、血圧を下げたり、むくみを解消してくれる効果があります。
2:キウイ
ビタミンや食物繊維・ミネラル・クエン酸・リンゴ酸などの成分が豊富に含まれ、スーパーフルーツとも呼ばれています。
栄養たっぷりなので、成人は1日2個食べると効率的な栄養摂取ができるそうです。
3:パイナップル
甘みと酸味のバランスがほどよい果物パイナップルは、よく酢豚などの料理に使われることもありますが
実は彩りのためだけではありません。
疲労回復のほかにも腸の働きを刺激したり、唾液や胃液の分泌を促して食欲を増進させる効果もあります。
4:梅干し
日本の伝統的な夏疲れ防止食。
梅干しと言えば、日の丸弁当としてよく入れられていますよね。
その理由は梅干しの殺菌効果によるのもで、特に夏場は1つでも入れておくと他のおかずの腐敗防止、食中毒防止にも役立ちます。
5:お酢
お酢の中でも特に黒酢をオススメします。
黒酢にはクエン酸以外にも「酢酸」という成分が含まれていて、運動などの疲労により消耗するグリコーゲンの補充を促進するので、疲労回復を早める効果が。
また黒酢は美容、ダイエットにも効果があるそです。
豊富に含まれている必須アミノ酸が脂肪の吸収を抑え、また燃焼を促します。
6:ローズヒップティーとハイビスカスティー
ローズヒップティーとハイビスカスティーはブレンドされることが多く、クエン酸がたっぷり含まれているのはハイビスカスティーの方になります。
しかしハイビスカスティーは酸味がかなり強いのが特徴なのと、ブレンドすることで美容に相乗効果を生み出すことが知られているのでローズヒップとブレンドして飲むことをオススメします。
毎日暑いと食欲も薄れるので「1食くらいなら抜いてもいいか~」なんて考えがち。
しかし、それでは夏疲れの悪いサイクルに入ってしまいます。
クエン酸を含む食べ物を食べて、夏疲れに負けない体を作りましょう。