秋の花粉症

2022.09.07

皆さまこんにちは。
今回もご覧いただきありがとうございます。

東近江市佐野町の 整体院 月の虹 です。

住んでいる地域に稲作の田んぼが多数あり、季節の風物詩として稲刈りがあるのですが今がその時期となり、車の窓を開けて走ったり外に居ると外気に『独特の匂い』がまじるんですよ。

で、「あぁ。始まったか~」と独り言をつぶやいているのですが、この独特の匂いに困られる方がいらっしゃいます。

それは稲の匂いだけでなく、稲穂を精米する過程で発生する脱穀カスや秋に咲く草花の花粉による『花粉症』です。

花粉症といえば、どちらかというと“春”のイメージが浮かび実際に悩まされた人が多いと思いますが、花粉症は春だけになるとは限りません。

夏から秋にかけても何かしらの花粉は飛んでいて、悩んでおられる方も多いですが、時に花粉症と気づかずにいる場合もあるそうです。

という事で、気づきにくい秋の花粉症の基礎知識をご紹介します。

●秋の花粉症の症状
夏から秋へと変わる時期に発生し始める花粉症は、季節の変わり目で出やすい風邪と勘違いしている人が多いそうです。

また、秋は春ほど花粉の飛散量は多くないので症状は軽くなると言われていますが、放置しておくと鼻腔炎などを併発するおそれがあるため対策は必要です。

花粉症の症状は春秋関係なく、基本的に同じ「鼻水」です。

風邪や慢性鼻炎でもないのに、水っぽい鼻水が出たり目が痒くなったりする。

特に晴れている日にこういった症状がひどく出ている場合は花粉症の可能性を考えましょう。

●秋の花粉症の原因
春の花粉症のおもな原因といわれるのは「スギ」や「ヒノキ」です。

一方、秋の花粉症はスギやヒノキとは別の花粉が原因となります。

これらの植物が秋の花粉症の代表となります。

・ブタクサ(キク科)
・ヨモギ(キク科)
・セイタカアワダチソウ(キク科)
・イラクサ(イラクサ科)
・カナムグラ(クワ科)

スギやヒノキなど「木」は背が高いため、風にのって飛散場所が広がっていきます。

しかし秋の花粉は「地面から生える植物」が多いため、原因となる植物の近くを通ったりした時に症状が現れます。

また春の花粉は飛散情報が発表されますが、秋の花粉はほとんど発表されません。

そのため、秋は花粉への対策がおろそかになりがちです。

●子どもでも要注意
春の花粉はあらゆるところへ飛んで行くため、老若男女関係なくアレルギーがある人に症状が現れます。

しかし、秋の花粉の多くは草原や土手に飛散しています。

これらの場所は子どもの遊び場の一つに挙げられるため、大人以上に花粉を吸ってしまい症状が出やすくなってしまいます。

遊ぶ場所を考えたり、花粉のことを伝えましょう。

●ダニやハウスダストにも注意
また秋は花粉だけでなく、ダニやハウスダストなどによるアレルギー症状も出やすくなっています。

特にダニは夏に繁殖のピークを迎え、乾燥の始まる秋にかけて死骸となり、畳・衣服・布団などに溜まっていきます。

ハウスダストは空気の乾燥が進むにつれて、少しの空気の振動で舞いやすくなります。

外からのアレルギー対策だけでなく、室内でのアレルギー対策も秋には重要です。

風邪と間違いやすい秋の花粉症に注意してみてください。

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